PAとは?音響システムの仕組みと必要な機器について解説!

イベントを開催するときに、必要なものを調べているとPAという言葉がでます。PAとは何を指した言葉なのか、ご存じでしょうか。PAとはイベント会場の雰囲気をよくしたいときに音楽を流したり、マイクを使ってスピーチをしたりする場合に必要な音響機器です。この記事ではPA機器の種類や、PAシステムについて詳しく解説していきます。

PAとは音響機器の総称

PAとは「Public Address(パブリックアドレス)」の略称です。日本語でいうと公衆伝達という意味です。音響機器の総称として使われています。
ライブや音楽イベントなど会場の雰囲気をよくしたい場合、音楽を流したりマイクを使ってスピーチしたりするでしょう。その際必要となるのが、PA機器です。PA機器を使うと、音の広がり方や音質の調整ができます。

しかし会場の広さに合わせてうまく調整しないと、会場の端の席にいる人まで声が届かないことも起こってしまいます。このような重要な役割をしている音の届ける装置をまとめて、PAシステムとも呼ばれるのです。

PAシステムの構成は?

PA機器は、どのような流れで音を調整しているのでしょうか。PAシステムの構成を紹介します。

1. マイクが音を拾う
2. ミキサーが音を集めて調整する
3. アンプが音を増幅する
4. スピーカーから音を出す

このような順番になっています。すべてそろっていないと、音をうまく調整できません。

PA機器にはどういったものがあるの?4つ紹介

PA機器とは、どのようなものを使うのでしょうか。ピアノやギターなどの楽器以外のものは、すべてPA機器と呼ばれます。ケーブルや変換アダプターなどもPA機器ですが、ここではPAシステムにかかせない4つの機器を紹介しましょう。

【PA機器】1. マイク

マイクは音の入力に必要で、有線マイクと無線マイクがあります。その場で話す場合には、有線マイクを使えます。マイクスタンドがあると便利です。動きながら話す場合には無線マイクでないと音を拾えないので、使う目的に合わせて選ぶ必要があります。

【PA機器】2. ミキサー

音量や音のバランスを調整するために必要です。広がり感を出すリバーブや、音量の幅をそろえるコンプレッサー、音質を調整するイコライザーなどのエフェクトをかけられます。ツマミが多くあって直観的に操作できるアナログミキサーと、ボタンと液晶で操作するデジタルミキサーの2種類があるのです。

【PA機器】3. アンプ

マイクやCDデッキなどから読み取る音の電気信号は、たいへん弱いものです。そのためアンプを使って音を増幅し、スピーカーで音を鳴らせるレベルに引き上げます。アンプにはプリアンプやパワーアンプ、プリメインアンプなどの種類があるのです。

【PA機器】4. スピーカー

スピーカーで、電気信号化された音を空気振動に変えます。そうすることによって再び人が聞き取れるようになります。スピーカーには露出型や天井埋め込み型、吊り下げ型など見た目の種類があるのです。会場の雰囲気にも影響するので、使う目的に合わせて準備しないといけません。

スピーカーにパワーアンプが内蔵されているものを、パワードスピーカーといいます。パワードスピーカーを使用する場合は、ミキサーとスピーカーのあいだにアンプは不要です。反対にアンプを内蔵していないスピーカーは、パッシブスピーカーといいます。

PA機器を使ってイベントをするには?

バンドを組んで音楽イベントをやりたいと思ったら、PA機器を準備しなければなりません。自分で買いそろえるか、レンタルサービスを利用するのがおすすめです。

自分で買いそろえる

自分で買いそろえる場合は、どのメーカーの商品を選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。PA機器は「YAMAHA」や「CLASSIC PRO」「JBL」などの、メーカーが有名です。すべて同じメーカーでそろえなくても使えます。しかし組み合わせに迷ってしまう場合は、セットになっているものを購入する方法もあります。

パワーアンプを選ぶときは、スピーカーの許容入力よりも出力が小さいものを選びましょう。パワーアンプの出力の方が大きい場合、スピーカー破損の原因になるので注意が必要です。

3-2. PAのレンタルサービスやプロのサポートを利用する
PAシステムを扱うには、必要な機器の種類やその役割を、しっかり把握しておく必要があります。よくわからないまま使用していると、機器の破損にもつながりかねません。どういった機器を選べばよいか迷ったときは、PAシステムのレンタルサービスが便利です。

よい機器がそろっても、どのように設置して操作するかによって音質は大きく変化します。PAシステムのレンタルサービスなら、電源の確保や会場との打ち合わせも任せられます。プロにサポートしてもらう方法が確実でしょう。

まとめ

今回はPA機器の種類や、PAシステムについて解説しました。PAとはどういった意味なのか、イベントやライブ会場でどのような役割があるのかについて、ご理解いただけたでしょうか。

PAシステムは自分で買いそろえて使えるものです。しかしどれを選べばよいか悩む方も多く、組み合わせにも知識が必要です。「ユーズグループ」のPA機器レンタルサービスなら、会場の大きさに合わせて最良のステージを演出します。ぜひともお気軽にご相談ください。